簡単なタスクおよびスケジュール記録ソフトウェアです.
次の目標で作られています.
バイナリパッケージ版を入手してインストールしてください. FreeBSDのパッケージ形式になっていますので, 通常のパッケージと同様にインストールしてください.
rootで,
# pkg_add task-xxxxx.tgz
プログラムの起動は,
% taskmg
また,mgl-1.3p3X3F3以降が必要です. mglの配布場所より入手して,インストールしてください.
スケジュールをブラウズする画面では, いくつかの表示方法(ビュー)が用意されています. 状況にあわせて切り替えてお使いください.
タスクには3つの種類の項目(アイテム)があり, ユーザが入力したり,削除できます.
アイテムにはラベルを張りつけることができます. これにより,アイテムを分類することができます. ラベルは4種類まで設定可能です. たとえば,スケジュールを「仕事」と「私用」に分け, それぞれを表示非表示にすることができます.
アイテムから関連するオブジェクトへのリンクを張ることができます.
カレンダには,スケジュールが表示されます. 休日の場合はグレーで表示されます. ←→↑↓で日にちを移動します.
タイムテーブルには,スケジュールが時間割で表示されます. 休日の場合はグレーで表示されます. ←→で日にちを移動し,↑↓で時間を移動します. SHIFT+↑↓で時間を選択します.
アイテムリストには,選択された日に関連するアイテムを表示します. CTRL+↑↓(P,N)でアイテムを移動します. RETURNで選択されているアイテムを変更できます. タスクが選択されている場合は,SPACEで完了未了を切り替えられます.
カレンダなどで「タスク」(T)を押すと新規タスクを入力できます. 開始日とランクを入力します. 初期設定値でかまわない場合はそのまま「決定」(RETURN)を押します.
アイテムリストでタスクが選択された状態で RETURNを押すと選択タスクを変更できます. DELを押すと選択タスクを削除できます. SPACEを押すと選択タスクの完了未了を変更できます.
カレンダなどで「追加」(S)を押すと新規スケジュールを入力できます. 開始日と終了日を入力します. また,必要ならば開始時間と終了時間を入力します. 初期設定値でかまわない場合はそのまま「決定」(RETURN)を押します.
アイテムリストでスケジュールが選択された状態で RETURNを押すと選択スケジュールを変更できます. DELを押すと選択スケジュールを削除できます.
カレンダなどでHを押すと新規休日を入力できます. 開始日と終了日を入力します. 初期設定値でかまわない場合はそのまま「決定」(RETURN)を押します.
アイテムリストで休日が選択された状態で RETURNを押すと選択休日を変更できます. DELを押すと選択休日を削除できます.
スケジュールおよび休日は繰り返して表示することができます. 「繰り返し」の選択肢の中から選択します. 選択肢は開始日によって変化します.
例: 毎月29日 繰り返し「29日」,「1」つおき 3日おき 繰り返し「日」,「3」つおき 隔週金曜日 繰り返し「金曜日」,「2」つおき
各アイテムにはラベルを付加することができます. アイテムの追加変更ダイアログで[F.6]から[F.10]を押してください.
ファイルリンクとはタスクの任意のアイテムからファイルに張る シンボリックリンクです.リンクを張ることによってアイテムに 関連付られたファイルを簡単に参照することができます. 例えば,あるスケジュールやタスクの詳細が書いてあるメイルや, 終わった会議の議事録をメモしたファイルなどにリンクを張ると 便利でしょう.使い方は工夫してください.
シンボリックリンクとは対象となるオブジェクトの名前に対して リンクを張るものです.例えば,UNIXファイルシステムの シンボリックリンクやWWWのURLなどがその例です. そのため,対象ファイルを消去したり名前を変えたり移動すると リンクは失われます.
タスクやスケジュールなどのアイテムは,レコードファイルに保存されます. レコードファイルは ~/.task/ ディレクトリにあります. バイナリファイルですので直接参照できません.
データは編集後およびアプリケーション終了時に自動的に行われます. ユーザは気にする必要はありません. それでも,気になる人はCTRL+Sで現時点のデータを保存します. (この操作にとくに意味はありません)
古くなって参照しなくなったファイルはレコードファイルから 一括して削除することができます. メニューから「ファイル」→「期間削除」を選択し, 日にちの指定すると,指定日以前のタスクなどを全て削除します.
[ブラウズ画面] ↑↓←→ カーソルの移動(CTRL+{P,N,B,F}) CTRL+↑↓ アイテムの選択(P,N) T タスク追加 S スケジュール追加 H 休日追加 L リンク U リンク解除 F 検索 G 次を検索 J 指定日にジャンプ B ブラウズ(ファイルの表示) C 3カ月カレンダーに移行 D 表示サイズ変更 V バージョン表示 CTRL+RETURN ブラウズ RETURN 「数週間」「週間」「日」をトグル(CTRL+J) BS 「数週間」「週間」「日」を逆トグル CTRL+L 「今」に移動 CTRL+S 保存 (以下アイテム選択時) RETURN アイテムの変更 DEL アイテムの削除 SPACE タスクの完了未了切り換え CTRL+X カット CTRL+C コピー CTRL+V ペースト CTRL+D 削除 1 ラベル1の選択 2 ラベル2の選択 3 ラベル3の選択 4 ラベル4の選択 9 カスタムラベルの選択 0 全ラベルの選択 [追加変更ダイアログ] TAB 入力フォーカスの前移動 SHIFT+TAB 入力フォーカスの後移動 ←→ カーソルの移動 ↑↓ 数字の増減 CTRL+RETURN 記述欄への改行文字挿入(CTRL+M) RETURN 決定 ESC 取消し CTRL+D 記述欄にフォーカス移動 CTRL+S 開始日欄にフォーカス移動 CTRL+E 終了日欄にフォーカス移動 CTRL+T 時刻欄にフォーカス移動 CTRL+R 繰り返し,ランク欄にフォーカス移動
CTRL+[f.8]の環境設定画面で好みに応じて動作をカスタマイズ することができます.
各アイテムにラベルを付けることにより, アイテムを分類して表示することができます. 全てのアイテムを表示するためには, SHIFT+[F.1](共通)を押してください. あるラベルを持つアイテムだけを表示するためには, SHIFT+[F.2]から[F.5]を押してください.
標準状態ではラベルには「分類1」から「分類4」の名前が ついていますが,ユーザが名前を変更することができます. タスクのディレクトリに"label"というファイルを作成してください. ファイルの書式は各行にラベル名を記述してください. 8バイト以上の文字や5行目移行の行は無視されます. 漢字コードはEUCである必要があります.
例: --- ここから task.tag 仕事 私用 ProjectA ないしょ --- ここまで task.tag
また,環境設定で設定することにより, 任意のラベルの組合せを表示することできます. 環境設定の「カスタムラベル」の項目で表示したい組合せを設定し, 「カスタム」ラベルを選択することにより組合せを表示します.
タスクを「電子メール」のツールとして登録することができます. 「電子メール」(CTRL+[f.3])を押すことにより,「電子メール」に 登録されます. タスクの登録場所を変更したとき(本体からカードなど)は再登録が 必要です. 通常,「電子メール」を押すと,AP切換を通過せずに「電子メール」に 切り換えることができます. 逆に,「電子メール」で登録されたキー「タスク」を押すと,「タスク」に AP切換を通過せずに「タスク」に切り換えることができます. このとき,SPACEキーでファイルを選択すると,「タスク」に切り替わった とき,そのファイルをブラウズする画面で起動します.複数のファイルを 選択した状態ではいずれか一つが表示されます.(他は無視されます) この機能をファイル連携と併用すると便利です.
モバは組み込みのシェル環境であるunishellを終了させ, 土台となっているMS−DOSのプログラムと併用するのが 一般的な使い方のようです(たぶん). DOSに降りたときにスケジュールを確認するためだけに いちいちunishellを起動するのは面倒なので, コマンドラインからスケジュールを確認するための おまけソフトウェアが付属しています.
嶋田さん作の"AppointmentBook for MG"や"SimpleCardBase for MG"で 実現されているACE連携機能(ボタン一つで他のアプリケーションに 切り換える機能)の互換インタフェースを用意しました. ただ,ファンクションキーは埋まっているので数字の「1」から「8」が [f.21]から[f.28]までにバインドされています. 定義ファイルはD:/data/システム/ace.defが使われます. ファイルのフォーマットや詳しい使い方などは,嶋田さんのプログラムの 配布に含まれるace.txtを参照してください.
UNISHELL版の以下の機能は削除されたか, 現在のところ内部的に無効になっています.
本ソフトウェアはGNU一般公有使用許諾書バージョン2(以下,GPL) あるいはそれ以降のバージョンにもとづくフリーソフトウェアです. 詳細はGPL(本パッケージに含まれるCOPYING.v2)を参照してください.
また,本パッケージは1次配布元から無償で提供されます.
β版パッケージについては,さらに以下の制限を付します.
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